はじめに
もうすぐ国会が終わります。 国会が終われば、国会待機がなくなり、晴れて飲み会に参加することができますし、ブラックとはいえ、自分の意志である程度退勤時間が管理できるようになります。
よく企業からの出向者が驚くように、業務量は狂ったように多いですが。
そもそも官庁訪問のときから、思ってましたが、国会待機って何なのでしょうか。
国会待機とは
国会待機とは、議員からの質問の通告が終わっていない状況で、各課の総括に待機がかかることを言います。次の日に委員会などがあると、議員は必ず大臣などに質問します。その質問する内容がわからなければ、答弁が書けません。
ですので、質問通告がすべて出てきて、およそ、当たらないだろうということが分かれば、国会解除になります。
国会待機は残業代に含まれるのか
これは、残業代に含まれないです。残業代に含めるのであれば、国会待機中は、仕事をしなければいけません。
こういった、国会待機中に残業代に含まれないことから、国会待機中に、夕ご飯を食べに行ったりしている人も多いです。一人暮らしのときはまだよいですが、家庭を持ったら、なかなか国会待機になり、自宅でご飯を食べるのが困難になります。
このような状況なので、国会待機が何日も続くと、体力的にきつい、もちろん、国会が当たったら、さらにきついので、官庁訪問で「体力に自信はありますか」というのは、必ずだれもが聞かれます。
今よく言われる、仕事と家庭の両立を目指すのであれば、総合職はあきらめるか、人事の人に行って、総括ラインから外してもらうくらいしか選択肢がありません。
テレワークが推進されていますが、結局、国会にあたると、現場の人が対応しなければいけないので、官僚はなかなかテレワークができないというのが現状です。