官僚の政策決定プロセスとは
国家公務員の試験に晴れて受かって、これから政策決定プロセスに関われると喜んでいたのがかなり昔に感じられます。 実際のところどうなのでしょうか。
現役官僚 覆面座談会 「政策と法案を練る時間と仕組みが欲しい」:日経ビジネス電子版
実際は
官邸が幹部(本省課長級以上)の人事権を握ってから、と噂されていますが、基本的に政策決定プロセスは、官邸主導です。
これははっきり言って、クッソつまらないです。
「〇〇先生が~」とかの議員から局長など幹部への電話などから政策立案がスタートすることが多いです。
実際に、ボトムアップで大きな政策が決まった現場を正直、この数年で見たことがありません。
もちろん、官邸が興味を示さないような小さな政策は、こちらの判断で自由に差配できます。
よく課長が「昔は違った・・・」と飲み化の際に、ぼやくのはよくわかります。
バブルの時代は、いくらでも政策立案することができ、実際の政策につながったと言われています。(その分箱ものが増えたのは否めませんが)
逆に、現在は、いかに不要な政策を削るか、に執着しており、その減らした分で得た予算を、官邸主導の新作の政策につなげている、そういうイメージです。
せっかく、国家公務員になったのに、結局は議員の言いなりの幹部の姿を見て、霞が関を去っていく官僚も珍しくありません。
実際に、言いなりになるのであれば、あれだけの試験は必要ないですし、「いうことを聞く」人だけを採用すればいいのではないか、と思うこともあります。
今後は
採用改革をしているのであれば、業務改革を官邸主導でやってほしいです。