オワラナイ日常

国家総合職試験、官庁訪問、院試などを本音で語ります。

国家公務員の早期退職とは

国家公務員は生涯安泰だと思われがち

皆さん、国家公務員の早期退職はご存知でしょうか。

確かに表立って、〇歳から募集、という報道はないのですが、実際は、早期退職はほぼ毎年募集してます。少なくとも私が入省してからは毎年募集しています。

news.yahoo.co.jp

なぜ早期退職を募集するのか

なぜ早期退職を募集するのか。それは、官僚のピラミッドの維持です。ある程度の年齢、少なくとも40代前半くらいになると先のポストが見えてきます。そこで、省庁の幹部になる見込みがないものを中心に早期退職の募集をします。実際にこの目で見ていないので、人事課から直接肩たたきが行われるかはわかりませんが、確実に45歳以上から減っていきます。仮に早期退職を断ったとしても、外局周りがスタートするので、外局周りのままで残りの官僚人生を全うするか、それとも、早期退職して心身ともにリフレッシュをして再度第2の人生を歩むかの選択が迫られます。

早期退職かしがみつくか

OB・OGのリストを見ると、早期退職組と外局周り組、(そして各府省幹部組)と分かれます。どちらの選択がいいのかは、わかりませんが、年次によって、面白いことにしがみつく代とさっさと次のキャリアを歩む代できれいに分かれます。昨今のコロナ禍では、家庭を顧みると、リスクをとって第2の人生を歩むことに抵抗があるからかもしれません。一方、肩たたきを拒否したとしても、外回りがあるので、国家公務員=(精神的に)安泰と考えている人はぜひ考え直しましょう。