オワラナイ日常

国家総合職試験、官庁訪問、院試などを本音で語ります。

官僚のご飯事情

官僚のご飯

私は入省して驚いたことのうちの一つに、【総括】というポジションにつくと、基本的に、満足にご飯を食べることができない、ということです。

なぜご飯が食べれないのか

なぜ食べれないか。それは、『電話』がかかってくるからです。

「○○先生から××の案件で資料要求です」という電話が来れば、担当課室に連絡をして、調整をしないといけません。

そんなのAIで自動でメール転送しろよ、と思うのですが、それをしないのが『霞が関クオリティ』です。 AIを使わずとも、各府省庁に共有のテンプレを用意して、これとこれとこれを選択すると自動的に担当省庁・課室に連絡が飛ぶようにすればいいのではと思います。

国会答弁

国会答弁も自動化して、関連するキーワードを入力すれば自動的に出るようにすればいいのではと思います。

質問する議員はよく「流れに沿って回答してほしい」と言ってきますが、流れに沿って答えてほしいなら、直接回答者へ言ってくれよと思いますし、発言者が自由にしゃべってくれれば、良いのではと思います。

しかし、完璧主義の幹部からすると、国会答弁の自動化はお気に召さなかったと言われています。

結論

霞が関の働き方改革の遅れから、お昼にご飯を食べることが難しく、非情な世界となっています。(もちろん夕ご飯は国会待機中にコンビニ飯。)

一方、一回出世コースを外れると、楽な座席に配置されるので、それはそれでよいのではと思う日々です。

最近は、専門性を高めたいという人も多く、必ずしも総括席に座ることはなくなっているようです。